四正勤(正しい努力) 不善を断ち 善を起す断断 悪・不善を断滅するように、意志を起し、努力し、精励し、心をはげまして立ち向かう。 すでに生じている悪業を無くそうと決意して、それを熱心に注意深く実行して行くこと。 律儀断 悪・不善を生じないように、意志を起し、努力し、精励し、心をはげまして立ち向かう。 新たな悪業は為さないと決意して、それを熱心に注意深く実行していくこと。 修断 善・善行を生じるように、意志を起し、努力し、精励し、心をはげまして立ち向かう。 未だ生じていない善業を為そうと決意して、それを熱心に注意深く実行して行くこと。 随護断 善・善行を安定・持続させるように、意志を起し、努力し、精励し、心をはげまして立ち向かう。 すでに生じている善業を定着させようと決意して、それを熱心に注意深く実行して行くこと。 四正勤は仏道の根本これは誰が読んでも納得できる内容だと思いますが、簡単すぎて実修するのは非常に難しい内容だと思います。 これが実現できた段階で仏陀である。という経文を読んだ記憶があります。それだけ高度な状態まで高めなさいということでしょう。 反省の習慣を持つ先ずは、自分の行為を注意深く見守り反省しなさい。 反省して、それが善くないものだと知ったなら、中止しなさい。 反省して、それが善いものだと知ったなら、実行しなさい。 次に、自分の言葉を注意深く見守り反省しなさい。 反省して、それが善くないものだと知ったなら、中止しなさい。 反省して、それが善いものだと知ったなら、実行しなさい。 次に、自分の精神を注意深く見守り反省しなさい。 反省して、それが善くないものだと知ったなら、中止しなさい。 反省して、それが善いものだと知ったなら、実行しなさい。 自分の悪い習慣を自覚し改善していくことです。 そのためには、注意深く見守り、気付いていることです。 正三業(正しい三業・身口意)十善戒 @ 不殺生 生き物を殺さない A 不偸盗 与えられないものを盗らない B 不邪淫 愛の無いセックスをしない C 不妄語 嘘をつかない D 不綺語 無駄口をきかない E 不悪口 悪口を言わない F 不両舌 陰口(仲違いさせること)は言わない G 不慳貪 貪りを離れる H 不瞋恚 怒り(瞋恚)を離れる I 不邪見 これは 「私である」「私のものである」という間違った見解を離れる |