姿勢 正しい姿勢は全身の力、特に上体の力が抜けている状態です。 そして、自然に背筋が伸びて、伸び伸びとしていることです。 どこにも緊張がなく、ゆったりと寛いでいる状態を保ちましょう。 自然呼吸法 自分のリズムで自然な呼吸を意識します。意識的に呼吸すのことではなく、自然な呼吸を意識することです。 自然にしている呼吸に合わせて、吐く息、吸う息ごとに胸・腹・背中・腰の動きを感じるか、または鼻孔を意識します。 自然な呼吸を意識することによって、プラーナ・ヤーマ(調気法)になります。 腹式呼吸法 下腹部の動きを感じて呼吸します。力を入れる流派もありますが、力を入れない方が安全です。 ヨーガ的には、プラーナ(気)を腹部まで吸入していると観想し実感することですが、初めのうちは下腹部の動きを感じる程度で良いでしょう。 実際には、腹部といっても腰や脇腹も同時に感じましょう。風船のように膨らんだり縮んだりしている様子を感じましょう。 胸式呼吸法 腹式の要領で、胸の動きを感じて呼吸します。 実際には、胸部といっても背中や脇も同時に感じましょう。風船のように膨らんだり縮んだりしている様子を感じましょう。 完全呼吸法 腹式呼吸と胸式呼吸を合わせて行います。 吸気の時腹の底まで息(気・プラーナ)を吸い込んでいるつもりで、先ず、腹部を前後左右に広げて息を吸い込みます。 次に、胸を前後左右に広げて息を吸い込みます。この腹と胸の動きと感覚をスムーズになめらかに行います。 そして、呼気は胸をすぼめ息を吐き出し、腹をすぼめ息を吐き出します。この胸と腹の動きと感覚をスムーズになめらかに行います。 プラーナの観想(イメージ) プラーナの観想は、気体や液体、あるいは光りとしてイメージするとよいでしょう。 どんなイメージを描くにしろ綺麗で気持好い性質を付随させるように注意しましょう。 ここまでの訓練だけでも効果を実感できる人もいるはずです。しかし、プラーナ・ヤーマの本質は息の遮断にあります。詳しい方法はいずれ書いていくつもりですが、独習は危険が伴いますのでご自身の責任において実行してください。 調気法の具体的な方法は様々なやり方があり、指導者により内容が異なるものもあります。 |