呼吸を見守る瞑想法
仏陀の呼吸法といって色々な方法が紹介されていますが、
仏陀は実際には呼吸法ではなく、呼吸を観察する方法を教えていたようです。
その方法は、息の出入りに気付いていることを教えています。
瞑想しようと思うなら、人がいない森や木陰、あるいは空家に行って瞑想しなさい。
先ず、足を組んで坐り(結跏趺坐)、身体を真直ぐにしなさい。
呼吸に気付き続けるようにしなさい、注意深く気を付けて息を吸い、気を付けて息を吐きなさい。
呼吸を見守りながら身体に気付く瞑想法
1)息を長く吸っている時は「息を長く吸っている」と知り、息を長く吐いている時は「息を長く吐いている」と知る。
2)息を短く吸っている時「息を短く吸っている」と知り、息を短く吐いている時「息を短く吐いている」と知る。
3)「全身を感じながら息を吸おう」「全身を感じながら息を吐こう」と訓練する。
4)「全身を静めながら息を吸おう」「全身を静めながら息を吐こう」と訓練する。
呼吸を見守りながら感覚に気付く瞑想法
5)「喜びを感じながら息を吸おう」「喜びを感じながら息を吐こう」と訓練する。
6)「楽を感じながら息を吸おう」「楽を感じながら息を吐こう」と訓練する。
7)「心のプロセスを感じながら息を吸おう」「心のプロセスを感じながら息を吐こう」と訓練する。
8)「心のプロセスを静めながら息を吸おう」「心のプロセスを静めながら息を吐こう」と訓練する。
呼吸を見守りながら心に気付く瞑想法
9)「心を感じながら息を吸おう」「心を感じながら息を吐こう」と訓練する。
10)「心を喜ばせながら息を吸おう」「心を喜ばせながら息を吐こう」と訓練する。
11)「心を安定させながら息を吸おう」「心を安定させながら息を吐こう」と訓練する。
12)「心を解き放ちながら息を吸おう」「心を解き放ちながら息を吐こう」と訓練する。
呼吸を見守りながら智慧に気付く瞑想法
13)「無常であることに意識を集中させながら息を吸おう」「無常であることに意識を集中させながら息を吐こう」と訓練する。
14)「色あせていくことに意識を集中させながら息を吸おう」「色あせていくことに意識を集中させながら息を吐こう」と訓練する。
15)「消滅に意識を集中させながら息を吸おう」「消滅に意識を集中させながら息を吐こう」と訓練する。
16)「手放すことに意識を集中させながら息を吸おう」「手放すことに意識を集中させながら息を吐こう」と訓練する。
呼吸を見守る瞑想法(数息観)
呼吸を見守る瞑想法代表的なものはなんといっても数息観でしょう。
これは、呼吸の出入りを数える瞑想法です。
出る息、入る息のどちらを数えてもいいし、あるいは出入りを一つとして数えてもいいです。
とにかく手軽にできて、奥の深い瞑想法といえます。