仏陀の瞑想法

定(瞑想)とは

1)感官を護る(五感と心を観察して、五感と心からの刺激と同化しないこと)

2)正念正智(今の瞬間を自覚する、自分が何をしているかを知ること)

3)満足を知る(今あるものだけで満足する)


瞑想法の初歩

仏陀瞑想法に共通しているのは、離欲(欲を離れる)ことです。

でもこれは本当に難しいです。簡単に達成できるもんじゃありません。

一応参考までに、感官を護るとは五感からの刺激を単なる刺激(感覚)として認識する。

1)見えるものへの好みを捨てて、執着を離れる。

2)聞こえるものへの好みを捨てて、執着を離れる。

3)臭いへの好みを捨てて、執着を離れる。

4)味への好みを捨てて、執着を離れる。

5)触れるものへの好みを捨てて、執着を離れる。

6)意識するものへの好みを捨てて、執着を離れる。

これができればすでに聖者です。

ですが、仏陀瞑想法ではこれは最も初歩的なことになってます。


仏陀の瞑想法でいう正念正智はヴィパッサナー(観)?

正念正智とは

歩いているときに、「歩いている」と知り、

立っているときに、「立っている」と知り、

坐っているときに、「坐っている」と知り、

横になっているときに、「横になっている」と知り、

前を見ているときに、「前を見ている」と知り、

後ろを見ているときに、「後ろを見ている」と知り、

腕を曲げているときに、「腕を曲げている」と知り、

腕を伸ばしているときに、「腕を伸している」と知り、

食べているときに、「食べている」と知り、

噛んでいるときに、「噛んでいる」と知り、

味わっているときに、「味わっている」と知り、

大小便のときも、行くときも、立つときも、坐るときも、眠るときも、覚めたときも、話すときも、黙っているときも、 何時でもその瞬間を知ることである。

これは、今はヴィパッサナー瞑想法と同じことをいってますね。

有名なヴィパッサナー瞑想法仏陀の教えから発展した瞑想法なので当然といえば当然ですが、他の瞑想法ではあまり仏陀の教えそのものは見受けられないようです。


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